vol5 かわいがられている彼女。

当日の筑波はバックストレッチからいきなりメインストレートにいきなり運ばれそうなほどの強風が吹きすさぶコンディションだったが、しかしオートショップアオヤマのCBR600RRはかなり快調に走った。エンジンそのものは以前試乗したテクニカルスポーツの辻村号CBRRなどより当然走らない、だが、車体のカッチリした感じ、各種操作系のパッチリ感はすごくよくて「きちんと整備されているなあ」と感心しきりだったのだ。

本当に色々なマシンに乗ってきたが「そのマシンがかわいがられているかどうか」は、跨ってブーンと発進、5秒で理解できる。青さんのところのバイクはまさに「いい感じで」整備されていた。いつしか「たかが600」という意識は薄れ、久しぶりの筑波を楽しく走行することが出来た。このマシンはオートショップアオヤマ(以下ASアオヤマ)から筑波選手権に出場している萩原選手(通称ブンゲン)のもので、それをベースにこの日は軽くセッティングを行った。するとすぐあとの同選手権で優勝というオマケまでついた(ベストラップは0秒真ん中と、ノービスにしては立派なものだ)。

この筑波テストがきっかけとなって、オレの中のトライアングルがおもむろに活性化した。それまでモヤモヤとしていた霧が晴れかかって、すぐに色々なイメージが浮かんだのだ。テスト後しばらくして、電話した。

「ねえ、もしもだよ、もしもオレがマシンを用意したら、後の面倒は一切見てくれる?」

「え?どういうこと?」

突然の電話に戸惑った青さんは、しかし肯定的に、そう聞き返したのだった。

つづく
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by kei74moto2006 | 2006-05-08 05:28 | CBR1000RR


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