vol37 はじめての表彰式。

b0087712_1757302.jpg


 MFJの表彰式に参加した。

 考えてみると今までシーズンオフの表彰式というものには参加したことがなかった。

「大したことのない人間ほど勲章を欲し、誇示したがる」

 好きな作家がそんなことをいっていたけど、銅像とか立ててる連中を見ると本当にその通りだと感じる。そういうのもあって今までは参加しなかったんだけど、今年は実に色々とあって自分ひとりの力では何も出来なかったと痛感しきりのシーズンでもあったから、逆にオレだけでなく関係者みんなが神様に祝福されいているような気がしたので、参加することにした。

 MFJ主催ということで、モトクロスやトライアル、ロードと三種目、さらには東日本の代表的なサーキットにおける選手権のランカーたちということで、表彰式にはたくさんの人たちがいた。

 しかしながら全日本レベルのものではないので、たくさんライダーがいるといっても知っている人間は一人もいなくて(さすがに分野違いで、さらに小学生とか中学生とか高校生のライダーはまったく知らない)間が持つかなと心配していたんだけど、川島監督や神忠さんもいたので、退屈することはなかった。

 かなり長い時間をかけて丁寧に表彰が行われるんだけど、モテローオープンマイスターからの参加者はオレ一人。なんだよ、オレってヒマなのか?(笑)とにかくもてぎ選手権の名に恥じないよう、そしてまた小~高校生たちの苦味のないスピーチやMFJ関係者のあまり面白いとはいえないスピーチを吹き飛ばすような一言を、と思い、以下のような発言をした。

 このたびは素晴らしい席を用意していただきありがとうございます。ライダーにとってシーズンオフをこのような形で迎えられることは最高の栄誉だと感じます。こういう時間を今後も維持するために、また素晴らしい功績を残した国際的なライダーたちでさえ毎年請求されるMFJ会員の更新料金が、いつかはタダになることを夢見て、今後ともレース界発展のために自分の出来ることをしていく所存であります。ありがとうございました。

 当然拍手喝采、となるはずだったのだが、MFJ職員を筆頭に結構なドン引き。え?まさかみんなMFJからなんかもらっちゃてるの?それって袖の下っぽいやつ?ま、いいや、オレは結構酔っ払っていい気分だし。

 ということでめでたくトロフィーをオミヤに「さ~次のラウンドに行こうぜ!」と吼える川島監督と会場を後にしようとしたそのときだった。

「あのナシモトさんスイマセン」

「ハイ?」

「私、もてぎのモノなんですが、私どものパーティーには参加されますか?」

(ッゲ!日程的にかなりタイトな時期だから欠席しようと思ってたんだよな。ま、いいや、適当に応えておこう)

「前向きに善処します」(なんだこの言葉?)

「そうですか。でしたらトロフィーの方は預からせていただいて………」

「え?」

「再来週の我々のパーティーのお席で再度お渡しするということで………」

「へ?なにそれ?まさかコレ共用ってことなんですか?」

「そうなんですよ~すいません」

 もてぎの人はそういうとオレの懐から優しくトロフィーを抜き取り、それでは宜しくお願いいたしますゥ~と消え去ってしまった。

 残ったのは、かなり勢いづいている空荷のおっさん二名。

b0087712_17574651.jpg


 ま、いいや。
 次のラウンドでも表彰されるように頑張ろうと、オレたちはネオン街に消えた。
 
[PR]
by kei74moto2006 | 2006-12-09 17:56 | 2006-07 もてぎ選手権


<< vol38 2007年もて耐計... vol 36 シーズンオフを迎えて。 >>