2006年 05月 25日 ( 2 )

vol 19-2 【初戦報告】2006もてぎロードレース選手権第二戦 オープンマイスター(決勝②)

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 決勝を走ることでようやく現状の自分のマシンポテンシャルを把握できた。
 ノーマルで走ることは仕方がないとしても、急遽組み合わせた設定がすべて裏目に出てしまい、サスはフロントもリヤもあまり仕事はしていない。ショート気味にふったファイナルの設定だが、これでようやく加速区間のビハインドをごまかせたものの、しかし他者よりも高回転を使用することでアクセレーションは非常に神経質になり、ちょっとした操作ミスでリヤが滑ってしまう。スタート直後のハイサイドもこれが大きな原因だろう。

 エンジンについては走らないのは当たり前だ。何しろフルストックである。だが、正直ここまで他のマシンと差があるとは思いもしなかった。自分のCBR1000RRもけして遅くはない。ただ、それ以上に他のマシンがビシッと加速しているのである。

 ビックハイサイドを食らった後の追い上げ、二周目にファステストを記録しながらすぐに三番手には追いつくものの、ここからが大変だった。どうしても前走者を抜ききれない。何度かコーナーで前に出ても、簡単に裏ストレートでやり返されてしまう。コース前半部分で抜かなければ、必ずストレートエンドでやられる。結局この三番手を抜くのに手間取って、トップの二台には逃げられてしまった。

 なんとか三位争いを制し、再度58秒台前半に入れてトップを追うものの、すでにその差は10周程度のレースで埋まるようなレベルではなかった。同時に合っていない車体で無理をしすぎたせいだろう、タイヤがタレてしまい、結局なすすべもないまま、ゴールとなった。

つづく。

photo by yamadasan-kyodofusinsha
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by kei74moto2006 | 2006-05-25 22:00 | CBR1000RR

vol19-1 【初戦報告】2006もてぎロードレース選手権第二戦 オープンマイスター(決勝)

 予選終了から約6時間を経ての決勝レース。今回のオープンマイスタークラスはプログラム中でもっとも遅いスタートとなり、決勝は午後5時過ぎとなった。
 快晴に恵まれた日曜日だったが、お昼には40度以上あった路面温度もこの頃には30度台前半にまで下がってくる。
 ウォーミングアップラップを走った感触は「少なくとも予選以上に悪くなっていることはない」というものだったが、しかし果たしてそれがどこまでいけるのかは見当もつかなかった。いくら地方選手権とはいえ、周囲にいるマシンはかなり速い。新旧問わず、きちんとしたレベルまでマシンを煮詰めているようだ。

 ここまであえてスタート練習はしていなかったが(クラッチの予備がなかったため)サイティングで軽くトライすると「ガッツン!」。どうやらCBRのクラッチは回転を上げてミートすると途中で「食ってしまう」タイプのもので、ほとんど半クラが使えないことが判明した。

(どうする?今回は作戦もへったくれもなくスタートから吹ッ飛ばすしかないぞ?スタートでミスったら、完全に終わりだ………)

 シグナルレッドが消える。ひとまず街中スタートを意識して3000回転ほども上げずにミート、1コーナー突っ込みで気合しかないと決めて飛び込んでいく。ただ、短い加速区間の中でも動力性能差は顕著に現れて、予選二番手のGSXR-K6に乗る選手にスルスルと離されてしまった。
 頑張って1コーナーに入るものの届かず、結局二番手。そのまま立ち上がって仕掛けようとするものの、3コーナーまでの直線でかなり離され、それを突っ込みで相殺するという悪循環がはじまる。当然だが「相殺」だけでは前に出れない。どうするか考えている間に4コーナーから5コーナーまでのストレートで黒川選手CBR954RRにもやられ、一気に三番手に沈む。

 こうなると当初の作戦など全部吹っ飛んでしまっているので、もうイクしかなかったのだが、どうにもGSXRの選手のインに飛び込みきれない。そのまま裏ストレートに入ると、今度はさらに後ろからCBR1000RRの選手にまくられてしまった。ダウンヒル突っ込みで完全にインに入られたので、立ち上がりでやり返そうとアクセルをオンにした。その瞬間、

「ガギャギャギャッ」

 あ、終わった。
 久しぶりの、ハイサイドらしいハイサイドだった。

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 文字通りもんどりうつ様な形で体中をぶつけ、マシンはあらぬ方向を向き、バイクから振り落とされかけた。それでもなんとか諦めずにマシンコントロールを意識する。今回のマスターバイクスペインでも200kmほどの高速コーナーでコースアウトし、そのままの勢いで膝ほどのグラベルに飛び込んで「完全に終わった」と思えるシーンがあったのだが、そこでも「何があっても絶対に転ばない」と攻めの姿勢を保つことで、ギリギリで難を逃れた。それを瞬時に思い起こして、耐えたのだ。出来事はまさに一瞬だったが、すんでのところで転倒を免れ、なんとかラインに戻る。

 しかしこれで前者三台と水をあけられ単独四位まで下がる。このまま終わるわけにはいかない………しかし、思った以上にマシンバランスは形成されていない………残り9周と1/10ほど。さあ、どうする?

           つづく。

photo by yamadasan-kyodofusinsha & bakky
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by kei74moto2006 | 2006-05-25 00:25 | CBR1000RR