2007年 08月 31日 ( 1 )

vol 51 もてぎ7時間耐久レース(予選)


 もてロー第三戦が行われたその日、一方ではもて耐のプログラムが進行中だった。つまりレースプログラムの裏側で、同時進行でもて耐の受付や車検がはじまっていたのだ。

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 正確な経緯は知らないが、少なくとも自分がこれまで出場していた限りでいえば「もてローに出場している人=もて耐の参加者」であったはずだ。だが、今回のようなプログラム進行ではそれもままならない。この辺はなぜこういう段取りになってしまったのか、かなり不可解だった。

 幸運なことに、オレたちにはたくさんの応援団がいるため、一方でレース、一方で受付車検(耐久の受付車検はかなり大変で、これだけでもきっちりと”消耗”出来る………)という難作業を行うことが出来た。それぞれ無事に済ませて、いよいよ翌日の予選に備える。

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 さてもて耐では国際ライセンスのタイムは反映されない。第一ライダーのブンゲン、第二ライダーのさとしの合計タイムによって、決勝進出可否が決まる。しかも今年からはレギュレーションに改定が加えられ、総エントリーの過半数を占めているスーパースポーツクラスの予選通過台数はしかし、たったの26台という狭き門となってしまった。例年と比較してエントリー台数が減ったとはいえ、60台以上もSSクラスのエントリーがあることを考えれば、最悪「予選落ちもありうる」と覚悟していた。

 迎えた日曜はドンヨリ曇り空。予選は第一ライダーのブンゲンからの走行となる。いつもバカデカイ声のブンゲンだが、この時ばかりはさすがに緊張したのか「ナシモトクン」という声も聞こえないほど小さい。

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しかしコースに出ると一変、かなり気合の入った走りでいきなりリーダーボードのトップ争いを展開する。そしてそのままの勢いを維持して、なんとA組のトップタイムをマークしてみせたのだった。
これにはピットも大騒ぎ。予想以上の結果にまずは拍手喝さいとなる。

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「まだまだいけますよ!」

 ピットから出て行く前と同一人物とは思えないほどラージマウス化したブンゲンが吠える。何しろハーフウェットでしたからね、フルドライならもっと行けますよ………。ハーフウェットで1秒台が出せれば、ドライなら1分51秒台が出るだろう。JSBライダー並のラージマウスぶりである。

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 だが喜んでばかりもいられない。次は一番若いさとしの番だ。この二人の合計アイムによって、梨本塾レーシングASアオヤマの結果が決まる。さとしはこれまでなし塾などローカルでオフィシャルではないレースへの出場経験はあるものの、もて耐のような大舞台は初めて。ブンゲン以上に緊張しているのが見て取れて、実際にコースインしても走りはガチガチだった。

(やはりあの経験値で、これだけの重責には耐えられないか?)

 そんな思いがアタマをよぎり、ピットサインの指示に悩んだが、結局はさとしを信じることにして「UP!」と出し続けた。すると見違えるような走りをはじめ、ベストラップを大幅に更新する2分7秒台をマーク。A組第二ライダーの中で16番手となった。

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 予選が終了するまでボーダーラインがどうなるのかさえまったく見当がつかなかったが、二人の合算タイムは4'09.681となり、SSクラス10番手、総合13番手という素晴らしい結果となった。

 予選通過、しかもかなりいいグリッド位置!

 実はここまではどうなるのかさっぱり予測がつかなかった。自分のチームのレベルもそうだが、周囲のレベルもまったくつかめていなかったので、この結果には正直驚き、そして確かな手ごたえを掴むことが出来た。

 その後は第三ライダーであるオレの走行枠で59秒台、第四ライダー枠ではトシも奮闘、こちらもベスト更新の2分9秒台へとタイムを伸ばし、すべての予選プログラムを終えた。

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 予選結果からすべてが予測できるわけではないが、少なくとも「完走目的」というようなレースにならないことだけは確かだ。マシンの感触も非常によく、また四人のライダーも乗れている。

 このまま行けば、ひょっとするかもしれないな………。

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 先ごろまでの不安は一掃され、よいイメージばかりが思い浮かんだのだが、実際には「ここから」耐久はスタートしたようなものだったのだ………。

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 つづく。 

※ なお、このブログでのレポート同時に、月刊モーターサイクリスト(明日9/1発売)誌連載のもて耐チャレンジも合わせてご参照下さい!
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by kei74moto2006 | 2007-08-31 09:44 | 2007もて耐