カテゴリ:CBR1000RR( 22 )

vol40 2007年度 初もてぎ走

 3月4日にもてぎを走った。

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 もてぎを走るのは昨年の10月レース以来なので約5ヶ月ぶり。その間CBRも一緒に冬眠していたので、共に肩慣らしみたいな走行だ。

 当日は「3月?」というくらい暖かくて、タイヤもハードで十分いけそうなほどの路面コンディション。但し用意したのは冬用の中古ミディアムだったので、そのまま走り出した。

 走行はレーサー枠なんだけど、実に色々なマシンが走ってる。RS125や250、もちろん600もいる。ただ恐ろしいほど速度差があるので、ハッキリいってかなり危ない。

 今回は東コースで、この場合、ピットから出て一つ目のコーナーがダウンヒルという超難関コースとなるんだけど、そういうことをあまり理解していない人が多いみたいで、あっちにフラフラこっちにフラフラしながらピットアウトしてくる。

「あ、なんかヤバそうだな」

と思った二台が二台とも、ショートカットのイン側とダウヒンル立ち上がり直前でハイサイドを起こし、スッ転んだ。二台ともピットアウト一周目だったと思うけど、すでにこっちは全開走行していたので、ヤバいと思わなかったら一撃で巻き添え食ったか轢いてただろうな。

 今はみんな当然のようにタイヤウォーマーを使っているんだろうけど、オレはそんなのない時代から走ってるので、未だにあまり信用できない。だから一周目なんかはこれでもかってくらいゆっくり走るようにしてる。この辺はどうも素人さんの方が果敢に攻め込んでるネ。でも、すごくアブないから絶対にやめたほうがいいと思うよ。

 さて実際の走行なんだけど、なんかあんまりうまく乗れなかった。まだまだ体が眠っているというかキレがないというか、バイクが求める重心を理解していない感じで、一体感がなかった。

 セットアップも去年10月の決勝のまま、違うのはタイヤのコンパウンドだけという割には、すんごく遅いタイムしか出なかった。

 これで後はウィークの走行枠しかないみたいなので、第一戦はやっぱりテスト色の濃いレースになりそうだ。

 ひとまずは軽く運動して、鈍ってる勘を取り戻すことが先決だね。マシンがどうとかいうのは、その後で十分だ。
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by kei74moto2006 | 2007-03-16 22:00 | CBR1000RR

 vol 35 CBRチャレンジ、ファーストシーズンを終えて。

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 昨年のJSBチャレンジも大変だったが、今年のCBRチャレンジはまた違った意味でハードなものとなった。

 何しろ4月の時点では「CBR1000RR国内仕様のノーマルバイク」という状態だったため、まずはこれを形にするのが大変だった。もちろん一人では到底出来ない作業であり、オートショップアオヤマのスタッフみんなをはじめとして、実に色々な人たちのお世話になって、形にすることが出来た。

 今年何度かバトルすることになったGSXRの選手。実はこのマシンのエンジンを作っているのが、去年オレのGSXRのエンジンを担当していたエンジニアさんらしい。平塚にあるハルTというワークショップで、プライベーターの中では定評がある。昨年のオレのGSXRがどうだっかというハナシはともかくとして(笑。でも、本当に諦めずにガッツあるスピリッツで最後まで一緒に戦ってくれた。ハルさん、元気かなあ)なんとかハルさんの作ったエンジンのマシンを負かしたい、という思いもあった。しかしながらノーマルのCBRでは太刀打ちできるはずもなく、そこでかつて一緒に戦ったモリワキやら浜松エスカルゴのナグタンに惜しまず協力するよう要請し(笑)、そしていつも激務なASアオヤマの本橋くんにも懇願して、マシンパッケージを完成させた。つまりCBRは様々なパワーのハイブリット(ちなみにオレのドライバーの名前もハイブリットです。安いのにすんごくよく飛ぶ。あっちこっちに。関係ないか)で出来あがったバイクとなった。最後の最後に去年の自分のマシンを作ってくれたエンジニアさんのマシンを打ち負かすことが出来たので、なんだか去年の自分を少しだけ上回れたような気がして、ちょっとホッとした。

 今回もなし塾関係者をはじめ、サーキットには色々な方々が応援に駆けつけてくれた。モテローでのレースにこんなにも応援団がいるということは、本当に幸せなことだ。全日本でも8耐でもないマイナーレース、それでもみんな、一生懸命応援してくれている。全国津々浦々、関東圏はもちろん、東北、東海、近畿圏からもメッセージを戴いた。、今回はなんとパキスタンからも祝電を貰った。マ・ツーリングのカメラマン、ヤマだ。なし耐でも撮影してもらっている。彼は今、中国から入って陸路ユーラシアを西へ向かい、パキスタンで「優勝」を知った。「最上段からのシャンパンの雨に打たれたかった…。 多分銀座のドンペリなんかに比べられないほど美味いでしょう! 表彰台の頂点に立った経験なんてない人がほとんどです。 なんて羨ましい経験なんだ………」そんなメールをくれた。銀座のドンペリも結構おいしいのだが、パキスタンでもてぎのレースを気にしてくれている奴がいる、ということが嬉しい。

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 さて、演歌歌手ならパーティーでもしそうなほどのレース歴となりつつある。この10月で36歳となったため、16歳の10月に免許を取ってから今日まで(取り上げられそうになったことも多々ありましたが………)およそ20年の月日が流れた。その間折れた大たい骨三本、手首の骨折一回、全身打撲数え切れず。20年前にかわいかったあのコは、しっかり20年分歳を重ねただろう。

 はじめてレースに出たのもやはり16歳の10月で、アオキとかハラダとかまったく関係のない近所のバイクオークション会場で行われた原チャリレースだった。膝も擦れないまま出場し、10回以上コケて血まみれになりながら二位になって、「バイク」と「レース」に対して、それまでに体験しえなかった鮮烈な印象を持ったことを、今でもよく覚えている。

 免許を取った頃にはこの先何年レースをするかなどということは一切考えずに目前の誰かをブチ抜くことしかアタマになかったけど、実際ここまでやってくればライフワークにするしかねえよな、という諦めにも似た想いがある。「自分で出来るレースを、ずっとする」このCBRチャレンジはそんなニュートラルな気持ちからはじめたものであり、そのスタンスを保ったまま初年度に勝ち星を得ることが出来たのはラッキーだった。

 人生のある側面で、よく思うことがある。世の中には四種類の人間がいるということだ。

「レースをする人間か、しない人間か」

 そして、

「ずっとレースをする人間か、しない人間か」

 これはオレの中で、大きなバロメーターでもある。バイクレースに限らないが、レースしている人間とそうでない人間では、言語が違うほど価値観が異なることが多い。オレは今後もレースをしていくし、レースをしている人たちと積極的に戦い、泣き笑いしていくと決めた。これが20年目の決断だ、とカッコつけたいところだが、実はレース前、ほんの少しだけ感じたことがある。………ここまでバカみたいにお金と時間とリスクをかけて、地位も名誉も賞金も入るわけでもなく………この労力を全部ゴルフに突っ込んだほうが建設的じゃないだろうか。

 だが、走り出してしまえばやっぱりこれに勝るものはなかった。20年レースをしてきても、グリッドに立てば未だそこには新鮮な空気がある。世界中色々な場所を旅してきたけど、グリッドにある空気だけはどこにもなかった。レースをやめてしまえば、あの空気に触れることは出来ないだろう。そんな人生は、ゴメンだ。

 この先もずっと、自分のレースのスターティンググリッドに立ち続けられるよう、バイクレースをやっていきたい。

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 CBRチャンレンジ~special thanks~

 ホンダ

 ブリヂストン

 ASアオヤマ

 モリワキエンジニアリング

 KDC

 モーターサイクリスト

 梨本塾大応援団

 雅会

 アオさん、サトミさん

 本橋くん

 ブンゲン

 浜松のナグタン

 鈴鹿のツネさん

 鈴鹿のブーデー伊藤くん

 王子の隊長

 梅田のマッチャン

 長島さん

 他、梨本圭を応援してくれたすべての皆さん、ありがとう。みんなのおかげで勝つことが出来ました。これからも長くレースをしていくと思うので、引き続き応援宜しくお願いいたします。

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 なお、来年以降のスケジュールについては、固まり次第ご報告いたします。
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by kei74moto2006 | 2006-10-23 20:00 | CBR1000RR

vol 32 公式練習(10/13)

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 今日はモテローの公式練習となるため、同じオープンクラスのマシンと走ることが出来る。これでようやくCBRの夏以降の進化幅が正確に測れるだろう。

 朝イチからASアオヤマの敏腕メカニック本橋君が合流し、セットアップを進めていく。メインはやはりマッピングの変更。ゼロマップからはじめて濃いほう、薄いほうと色々ふってみることにする。

 さて、昨日のテストで感じた「おお、オレのCBRも走るようになったな」という印象は、同じオープンマイスタークラスに出場しているマシンと比較すると「そんなでもないな」に変わった。今回は他のマシンと練習から積極的に絡んでみることにしたのだが、いや~モテロー上位陣のマシンは本当に速い!たぶんJSBクラスの下手なプライベーターよりも速いね!自分的には満足だったCBRの進化も相対的なレベルでいえばまだまだ発展途上というところだろう。少なくともあと五馬力くらいはないと、ストレートで肩を並べるというレベルには達しない。スリップに入っても離される、というCBRが少なくとも四台ほどいた。これには少々ビックリしてしまった。

 昨日一日引っ張ったタイヤを前回の予選時の中古(これもハード)にしたため、路面温度は非常に低かったものの、ある程度のグリップレベルは確保し、ラップアベレージは上がった。しかしながらやはり59秒台で推移しており、マシンバランスはあまり向上していない。

 しかも悪いことにマップを濃淡両方に大きくふっても、11000回転前後のモタつきはまったく消えることがなかった。さすがに少々焦り始め、本橋君と片っ端から知り合いに電話して対策を練る。

 この結果、メインはやはりマッピングの変更となった。午後の走行では他の足回りのセットアップが決まり出して、アベレージで59秒前半となったものの、やはり8秒には届かず、しかも「モタつき」は残ったまま………。どうやらマップ以外に要因がありそうだという結論に達し、最後のテスト、すなわち「予選」でその見極めをするしかない、ということになった。………完全に暗雲の中に飛び込んだ形だ。

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by kei74moto2006 | 2006-10-17 20:00 | CBR1000RR

vol28 2006もてぎロードレース選手権第三戦 決勝を終えて。

 CBRチャンレジでの二戦目が終了した。

 CBRでのレースはゴルフとの関係に似ていて―つまりあっちでよくてもこっちではダメ、でも諦めなければ必ずチャンスが訪れるというような―苛立ちも多いけど、その分達成感も高い。五月に電撃的に参戦して、それから早三ヶ月。その間、実に色々な人たちの力を借りてポテンシャルアップを果たした。それに報いるためにも、絶対にレコード&ポール&優勝を獲ってやろうと思っていたので、結果は残念だけど、これもレースだ。また新たな糧として、次の段階を目指していきたい。

 さて、現地に来てどのチームよりも熱く濃い応援をしてくれた皆さん、本当にありがとう。レースそのものは非常に悔しかったけど、みんなが一喜一憂してくれたのはすごく励みになりました。もちろん勝つためにやっているんだけど、こういう素敵な仲間たちとレース出来る環境がすごく幸せだと感じました。これからもっと熱いレースをするので、ぜひみんなで盛り上がってください。

 サーキットパドックでバーベキューを主催したのははじめてだったけど、非常に楽しかったね。オレが一週間も禁酒している中でみんなが遠慮なくビールをガンガン煽っている姿には腹が立ったけど(笑)、子供から大人までがああしてサーキットでわいわいがやがやしている風景というのはとてもいいものだなと思いました。なんか「オメデタ」らしい人もたくさんいるようで、来年以降もっと賑やかになればいいなあ。

 また、あの日に日本で食べれる甲殻類の中で、もっとも大きく旨いバルタンエビを提供してくれたヨッシー、そして残念ながらオレは食べれなかったけど、素晴らしい牛肉をベンツとシェパードと749Rで配達してくれたマミー夫妻、ありがとうございます。とてもおいしかったです(きっと)。

 何かと心配してくれてテントを訪れてくれた川島監督、ありがとうございます。5月に約束したプラグとタイヤウォーマーも忘れずに提供してもらってスイマセン、助かります。お互い大変ですけど、ハッタリばっかりかましてるヤツが多い中で、男の子は最後まで勝負したいっすよね!ぜひゴルフご一緒させてください。

 当日献身的なサポートをしてくれた川村さん、ブンゲン、まっちゃん、隊長、ありがとうございます。みんながいなければ今回のレースは出来ませんでした。ブンゲンには勝ち星で先行されているから、早く追いつかなくちゃいけないね。

 そして5月からこのレースまでの間、ずっと整備を続けてくれた本橋くん、ありがとう。当日現場にこれなかったのは残念だけど、優勝のときに来てくれればOKです。また作業よろしくです。

 色々な方面にパーツの手配をしてくれたり、あらゆるサポートをしてくれたアオさん、ありがとう。オレもASアオヤマ店内にはこれ以上二位以降のトロフィーを置きたくないので、優勝トロフィー用の場所を今からあけて置いてください。「この場所にモノ置くな!圭優勝用トロフィープレイス」

 他にモリワキエンジニアリングの恒さん、浜松エスカルギーのナグタン、忙しい中色々とサポートありがとう。いや~CBR大変だよね~。でもまだまだ勝負は続くので今後とも宜しくです。

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by kei74moto2006 | 2006-08-24 20:41 | CBR1000RR

vol26 2006もてぎロードレース選手権第三戦 予選 

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 木曜日のスポーツ走行テストでは、ダウンヒルから立体交差付近がビショ濡れのままでの走行で、1分27秒台前半をキープして走れた。ピットロードスタートのレースシュミレイション12LAPでは17分38秒となり、これは昨年行われた同東コースでのレースタイムの4位に相当した。

 ハードなウェット箇所の残るコース状況、そして二時間半使用タイヤでの実績と考えれば、CBRRがかなりのレベルまで達したことがわかった。また、今回はASアオヤマの本橋メカニックがお店の事情で参加できないことから、代打で全日本などでメカを務めるオールスターモータースポーツの川村さんが担当してくれ、セットアップについて貴重なアドバイスを貰えたことが大きな収穫だった。

 「これ以上コスティになるのは、モテロー参戦上本意ではない」
という理由から、金曜日の特別スポーツ走行は見送り。タイヤライフはギリギリまで引っ張って三時間と考えれば、一回辺りのテスト経費は3万円以上だ。このプロジェクトは「金も時間もガッツリかけてやる」というコンセプトではないので、後は予選にかけることにしたのだ。

 予選は快晴。路面温度は40℃以上となり、狙っていた通りのコンディションとなった。テストでは27秒前半だったので、予選でレコードを出すのは当然、さらにタイムをどこまで上げれるかがキモだった。

 走り出してすぐに25秒台に突入。しかし、前回よりも少しだけ路面温度が高いせいか、グリップが安定しない。車体全体の構成、及びエンジンパワーに関しては前回より2ランクほど上がった感じだが、理想と等しい、というレベルには達していない。ピットインしてリヤショック廻りのセットアップを変更し、ピットアウト。ベストと同じタイムを二度ほどマークして予選を終えた。コースレコードをマークしてのポールポジションだ。

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 木曜日のテストから考えればもう少しタイムが上がってもよさそうな気がした。タイヤ新品でフルドライであれば、24秒台も夢ではないような感触だったからだ。しかし実際にはクリッピング付近や寝かしこみなどでリヤのトラクション不足が発生していて、どうやら足回りだけではカバーしきれそうになかった。ひとまず同じセットアップで決勝に挑むことにする。ちなみに今回使用したタイヤはブリヂストンのBT002シリーズで、リヤに関しては前回使用のミディアムコンパウンドではなく、予選も含めてハードをチョイスした。耐摩耗性はもちろん、初期グリップも非常に高いタイヤだ。サンデーレースをするすべてのユーザーにお薦めできる。

 小雨がパラつきはしたものの、決勝開始時刻には天気も回復し、路面温度も上昇。狙っていたコンディション通りの展開だが、唯一不安な要素があるとすれば「他者とのマシン的な性能差」だ。ここまでトップグループのマシンとは絡んでおらず、前回よりは確実にパフォーマンスアップしたCBRだが、果たしてそれがどの程度のものなのかは、この時点でまだ分かっていなかった。フルコースであればタイム的に判断出来るのだが、東コースなだけに、いくらレコードをマークしてもそれが一体どのくらいのレベルなのかは分からない。ポールといっても三番手までのタイム差はあってないようなもの。実際に一緒に走ってみなければ、レース展開は予想しようがない………。

 とりあえず、出たとこ勝負でやるしかないな。対策パーツを組み込んでいないクラッチに少々不安を抱きつつ、慎重にスタート。自分では最高に遅いスタートダッシュだったが、順位は大して下がらなかった。これならイケるかもしれない………。

 つづく
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by kei74moto2006 | 2006-08-22 21:27 | CBR1000RR

vol23 都民走り込み

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 一昨日梅雨明けを待って、と書いたけど、いてもたってもいられなくなったので、都民モーターランドの予約をして、久しぶりにプライベートで走りこむことにした。なし塾やエッジなどではよく行く場所だけど、ここのところほとんど自分のためだけの走行というのをしていなかったので、フォームやら操作やらの再確認をするためにもいい機会だと思い、昨夜の天気予報を見た時点で決定した。

 そもそもモテロー仕様のCBRRで都民を走るのははじめてのことで、一体どこまでいくのかまったく見当がつかなかったけど、逆にここでしっかり走れるバイクはどこでも通用するので、セットアップを合わせるにもいいタイミングだ。

 さて突然梅雨明けマジか、いや間近となったらしく、天気はドピーカン、路面温度は54℃オーバー。タイヤは中古(モテロー時のもの)なので、どこまでいくとかなんとかよりも「果たしてマトモに走れるだろうか」という感じだった。

 何しろ今まで一度たりとも「同じ仕様」で走らせていないCBRだけに、ちょっと状況が変わっただけでもマシンフィーリングは激変する。

 しかも今回は色々と変更箇所が多く、前回モテロー時とはまったくのベツモノマシン。走り出し早々に「エンジン、足回り含めて色々とセットアップしないと、タイムアップにはつながらないあな」と痛感した。中古タイヤとはいえ、都民で6秒5程度では目標値に遠く及ばない。

 サスを中心にちょこちょことセットアップ。本当にちょっとした調整だったけど、これでマシンは激変。それまで「ヤバいな~」と感じていた箇所も結構攻め込めるようになった。これがタイムに反映し、6秒2~3辺りでラップアベレージとなる。最後にイッパツと気合を入れて6秒0。先月のK6アタックには僅かに及ばなかったけど、今のテストマシンパッケージを考えれば、タイヤの状態も含めてかなり上出来ではないだろうか。

 短期的なテーマも見えてきたので、あとはそのイメージに沿うよう冷静なセットアップを試みれば、そこそこの結果までたどり着けそうな気がする。

 さて、今日はなし耐三連覇を達成した船館土手マンレーシングの「イカ氏」にもCBRRに試乗してもらった。もちろん来年のもて耐を睨んだ上での試乗だ。恐らく彼が駆ったCBR600F2なし耐仕様は、このCBR1000RRの半分くらいしか馬力がないため、乗り方も大きく異なる。乗り出しすぐのセットアップなし状態ではさすがに苦労したらしく、タイムも8秒台とほとんど乗れていなかった。しかしセットアップアレンジ後は7秒4までタイムを詰め「かなり楽しくなってきた」という力強いコメントを発した。

 バイクはレーサー化するほど、一般ユーザーには乗りにくいシロモノになってしまう。このCBRプロジェクトの中でもっとも気をつけなければいけないのがこの部分だ。自分だけでなく、一緒に参加する仲間全員が楽しく走れるようなバイク作りを目指すためにも、今後もこのような機会を積極的に取り入れたい。

 そうそう、色々と手伝いをしてくれた小学校二年生の「リョウ」君。来年のもて耐ヘルパー筆頭と考えているから、準備しておいてね。もちろん夏休みの宿題は8月31日にやればOKです。
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by kei74moto2006 | 2006-07-26 21:07 | CBR1000RR

vol22 もてぎスポーツ走行―キャンセル続き

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 さて前回テストから早くも一ヶ月以上が経過し、レースシーンはいよいよ8耐モードだ。友人レーサーたちもたくさん出場するし、この企画に色々と協力してくれているナグたんも挑戦するので、怪我をせずにぜひとも頑張って欲しい。

 オレは今年は8耐には出ないが、その分CBRの調整が進み、初戦とはかなり違った仕様となりつつある。ASアオヤマの店長青さん、そしてスタッフがどんどんちゃんちゃんと作業進めてくれるので、ハナシが早い。

 だが、まったくテストが出来ていない。

 何しろ長梅雨、しかももてぎにいく日に限って雨が降ったり止んだりという安定しない天気。一度もてぎに行くだけで交通費は一万以上、走行代やらタイヤ代やらを考えると結構バカにならない金額がスッ飛んでいくので、

 「これならゴルフに行った方がマシだったんじゃないか?」

と後悔することしきり。
 
 結局新しい仕様の本格的なシェイクダウンは未だ出来ずにいて、明日も走行を予定していたのだが、天気が微妙なのでキャンセルした。ゴルフに行くときは必ず晴れているんだけどね…。え?なに?スコア?そこのあなたにはもう負けないかもしれないよ………ふふふ。

 ひとまず梅雨明けを待って、走行を再開します。

 あ、そうそう、来年のもて耐挑戦へ向けて、そろそろ本格的にみんなに発表をしようと思ってます。興味がある方は、チェキラッ!
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by kei74moto2006 | 2006-07-24 17:33 | CBR1000RR

vol21 【テスト走行】もてぎブリヂストン走行会 6/15

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 モテロー初戦を終えて早くも三週間が経過したが、この間マシン仕様はまったく変更しなかったので、現状確認と今後の方向性を探るための走行テストとなった。

 今回の走行会はブリヂストンユーザーのためのもので、何と無料。1時間の走行枠が確約されている。しかしこの「無料」が効いたのか、当日は「全日本!?」というほどパドックは混んでいて、ピットにも入れないくらいの盛況ぶり。3クラスほどあったが、それぞれ60台以上のマシンが走るようで、位置付けとしては「もて耐」を睨んだ上での走行会という感じだそうだ。

 まったくペースの異なる60台ものマシンがひしめく中でのテストは厳しいが、来年のもて耐を考えればこういう状況も踏まえなければならない。頭を切り替えて確認作業に入った。

 走り出しの設定は前回の決勝を走ったものとほとんど同仕様。但しリヤのノーマルサスを予選でトラブってしまったキット用のものに変更(対策済)し、タイヤは決勝で使ったものをそのまま使用、ファイナルレシオを一丁ほどロングに、もちろんエンジンはド・ノーマルのままでの走行となった。

 さすがに1クラス60台というのは厳しく、ほとんどすべての場所で他のマシンと絡むことになった。ラップタイムも2分2秒ほどで推移したため「これはちょっとテストにならないかな」と悶々としてしまった。頭を切り替えて、重要なパートでのマシンフィーリングを探ることにする。

 どうもキット車のリヤサスがしっくりこない。スプリングレート、そして車高を合わせても、恐ろしくケツ上がりになってしまい、滑り出しも早い。積極的にイニシャル量やダンパーを変更したものの、効果は薄く実感に乏しい。早々に見切りをつけて、二本目はまたスタンダードサスペンショに戻すことにする。

 やはりSTDサスの方がしっくりとくる。動きは緩慢だが、タイヤの求めるストロークスピードにほどよく合っていて、絶対グリップ力、そしてライン取りの自由度などが明らかに高い。走行状況は一本目と変わらず非常に混雑していたが、アベレージが一気に上がり、最終的は59秒に入った。かなりペースの違うライダーを抜きながらのラップアベレージと考えればそんなに悪くない数字じゃないだろうか。

 また、タイヤフィーリングも大きく異なった。
 路面温度推移だが、モテロー決勝時は32℃、今回テストでは28℃前後と、5℃も違わないのだが、リヤのハーフバンク付近におけるトラクション、そしてタレなどは今回の方がはるかによかった。空気圧も含め、この辺の管理は今後もっと神経質に行うべきかもしれない。

 ここまでで「ド・ノーマル仕様」でのレース、及びテストは終了。現時点での馬力測定を済ませ(この結果は次号、もしくはその次くらいのMCに掲載予定だが………しかし………いや~まいったなあって感じの数字でした。タハハ)、一度全部バラしてから各部のバランス取り、及びチューニングをしていくこととなる。今年のもて耐には出場しないが、ちょうどその頃にニューバージョンでのシェイクダウンとなる予定なので、来年同時期を予測するにはちょうどいい頃合かもしれない。

 なお、ブリヂストンからはBT002PROのハードコンパウンドが新発売となったようで、今後はこれもテストしてみる予定。懸念された初期グリップも悪くはないようなので、真夏の路面コンディション(路面温度50℃以上)の中でどんな反応となるのか試したいところだ。

 余談だが、今回の走行会にはなぜか外国の人がたくさんいた。
 マシンは最新のSSが多かったが、中にはホンダのRS250(レーサー)に乗るインド人もいた。興味深かったのは、彼らが一様に「超マジ」だったこと。タイム的にいい線までいっている人もいた。今後日本のレース界(プロアマ含めて)を活性化させる上で、彼らの存在は不可欠ではないだろうか。もっと積極的にコミュニケイションを取って、日本人、そして外国人の両方が楽しめるような環境作りが必要だ。ショップ単位だけでなく、メーカーや走行会、レース主催者なども含めて、彼らの意見や要望を取り入れるような姿勢を取れれば、マイナー化して久しいバイク界を活性させるヒントが得られるかもしれない。「熱い走り」には、そういうメッセージが込められているように思った。

 さらに余談。梨本塾に参加しているスキンヘッド伊藤さんもこの日走行していた。
 初の600ということだったが、順調にタイムアップを果たし、11秒台を記録。慣れないサーキットとバイクと考えれば、かなり上出来のタイムだ。夏以降に編成予定の梨本塾レーシングメンバーは、まずはこの辺りを目指しての走行となるだろう。まさにいい指標だ。伊藤さんは今年のもて耐に参加するそうだが、怪我せずぜひ楽しんでほしいと思う。
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by kei74moto2006 | 2006-06-20 15:56 | CBR1000RR

vol20 初戦報告】2006もてぎロードレース選手権第二戦 オープンマイスター(決勝③)

 新しい挑戦、その初戦を終えて。

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 5月9日に行ったストックテスト時のタイムが1分59秒フラットだったことを考えれば、エンジンはノーマルだとしても足回りやファイナルの設定次第で56秒台も夢ではないだろうな、というのが当初のインプレッションだった。

 だが、レースとはそんな方程式が許されない。だから面白い世界でもある。結局ヤマを当てにいった目論見すべてが外れることとなった。スケジュールを含めギャンブル色の強い状況だったので、これにはまったく後悔していない。

 今回はとにかく時間がない中での参戦となり、その中でホンダをはじめ、ブリヂストン、モリワキエンジニアリング、KDC、そしてASアオヤマスタッフのみんな、なし塾+ASアオヤマ応援団、他にも実に様々な人が最大限に協力&応援をしてくれたおかげで、参戦そのものが成立した。その中での三位表彰台(※レース後に二位入賞者がペナルティを受けたため、正式には二位にポジションアップ)である。意味がないはずがなかった。

 そんなことを思えば、個人的な悔しさなど全部吹っ飛んでしまう。そう、このチャレンジは自分の欲求だけを満たすだけのものであってはならない。

 2007年、もて耐に「梨本塾レーシングwithASアオヤマ」としてチームを組んで参加する。2006年のもてローチャレンジは、その流れの一環に過ぎない―。

 これがCBRチャレンジの、最大の目標なのだから。

 ただ、そうはいっても悔しいのも事実。次回のレースは8月20日と二ヶ月強の時間があるので、その間にテストを繰り返して、ベースポテンシャルを引き上げる予定。ここを見ている皆さんにもまだまだお世話になると思いますが、どうぞ応援宜しくお願いいたします。目標タイム?………内緒です。

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 ~special thanks~

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by kei74moto2006 | 2006-05-29 11:19 | CBR1000RR

vol 19-2 【初戦報告】2006もてぎロードレース選手権第二戦 オープンマイスター(決勝②)

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 決勝を走ることでようやく現状の自分のマシンポテンシャルを把握できた。
 ノーマルで走ることは仕方がないとしても、急遽組み合わせた設定がすべて裏目に出てしまい、サスはフロントもリヤもあまり仕事はしていない。ショート気味にふったファイナルの設定だが、これでようやく加速区間のビハインドをごまかせたものの、しかし他者よりも高回転を使用することでアクセレーションは非常に神経質になり、ちょっとした操作ミスでリヤが滑ってしまう。スタート直後のハイサイドもこれが大きな原因だろう。

 エンジンについては走らないのは当たり前だ。何しろフルストックである。だが、正直ここまで他のマシンと差があるとは思いもしなかった。自分のCBR1000RRもけして遅くはない。ただ、それ以上に他のマシンがビシッと加速しているのである。

 ビックハイサイドを食らった後の追い上げ、二周目にファステストを記録しながらすぐに三番手には追いつくものの、ここからが大変だった。どうしても前走者を抜ききれない。何度かコーナーで前に出ても、簡単に裏ストレートでやり返されてしまう。コース前半部分で抜かなければ、必ずストレートエンドでやられる。結局この三番手を抜くのに手間取って、トップの二台には逃げられてしまった。

 なんとか三位争いを制し、再度58秒台前半に入れてトップを追うものの、すでにその差は10周程度のレースで埋まるようなレベルではなかった。同時に合っていない車体で無理をしすぎたせいだろう、タイヤがタレてしまい、結局なすすべもないまま、ゴールとなった。

つづく。

photo by yamadasan-kyodofusinsha
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by kei74moto2006 | 2006-05-25 22:00 | CBR1000RR